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『国立民族学博物館』は、昭和52年に開館以来、第4展示棟・講堂・第8展示棟・特別展示館というように順次整備が図られてきた。今回新たに第7番目の展示場の増設と第3展示場のリニューアルが行われ、平成8年11月に一般公開された。この新たな第7展示場は、16面の大画面で民族学の最新情報をわかりやすく紹介する「映像の広場」、新しく開発された情報端末”Dr.みんぱく"によって来館者が直接ものと触れ合う「ものの広場」、仏教とヒンドゥー教の仏像とマンダラを中心とした「南アジア展示」などで構成している。隣接する第3展示場は、稲作文化や影絵芝居に代表される伝統芸能を中心とした「東南アジア展示」と、世界のことばの系統などを画面検索できる「言語展示」で構成している。これらの新しい展示施設の整備で、世界の諸民族の社会と文化を研究・展示する『みんぱく』は、研究博物館としての機能をより一層充実させるものとなった。